私のコト~私のソープ嬢時代の赤裸々自叙伝~

私の自叙伝です。雄琴ソープ嬢だった過去をできるだけ赤裸々に書いてます。

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コバくんが帰ってきてソファーに寝ている私を起こした。

 

「ゆきえ。大丈夫か?風邪か?」

 

「あぁ…おかえり…なんやわからんけど調子悪くてなぁ。寝てれば平気や。」

 

「ほんまか?お風呂でも入る?あったかくなったらよくなるかもしれん。」

 

コバくんが私の横で心配そうにのぞき込む。

 

お風呂…

今日は入っちゃいけないんだ。

 

「あ…いや、シャワーでええわ。お風呂入ったら気持ち悪くなりそうやし。」

 

「そうかぁ…ご飯は?食べられる?」

 

「あ…なんも用意してなくてごめんやで。寝てしまってたわ。朝も調子悪くて作っていかれへんかった…ほんまごめん。」

 

こういう時、私はものすごく罪悪感にかられる。

コバくんのお世話をなんにもしてあげられないと何度も「ごめんね」と言いたくなる。

 

「何言うてるん。そんなんええねん。でも俺ゴハン作られへんからなぁ…何か買うてくるわ。何がいい?」

 

コバくんは優しい。

そんな彼に私は嘘をつきまくっている。

 

「うーん…梅干しのおにぎりとかでええわ。ありがとうな。」

 

「え?おにぎりだけでええんか?あとは?」

 

コバくんはものすごく心配そうに私を見る。

こんなに人のことを心配できるのってすごい。

 

私は「おにぎりだけでええわ。」と言い、コバくんは「…わかった」と子犬のような顔で家を出て行った。

 

この間にシャワーを浴びておこうと思いお風呂場へ行く。

あそうだと気付き、洋服を脱ぐ前にぴょんぴょんと飛び跳ねる。

お風呂場の前で垂直にぴょんぴょん飛び跳ねている自分が滑稽だった。

これでほんとうに子宮口が開くのだろうか。

 

シャワーを浴び終え身体を拭き、下着をつける。

もう一度やっておこうと思い立ち、またぴょんぴょんと飛び跳ねる。

 

フ…

 

ん?

 

膣内から何かが流れ出てきた感触がある。

下着に何かが付いてしまったような感覚。

慌てて下着の中を見てみると、股の部分に白と青が混ざったような粉っぽい液体が付着している。

 

あれ…?

これってさっき入れた錠剤が流れ出てきてない?

 

しばらく自分の下着を凝視して考える。

 

これ、大丈夫なのかな…

 

はっ!

コバくんがそろそろ帰ってくるかもしれない。

 

我に返り、新しい下着をつけて着替える。

 

コバくんが買い物から帰ってきて一緒に夕飯を食べ、ゴロゴロとしながらテレビを観る。

私は気持ち悪さを隠し、一緒にテレビを観てわははと笑う。

ほんとはさっきの下着に付いたアレが気になって仕方がないのに。

 

「あー…なんか眠いわ…もうお布団はいるね。」

 

私は梅干しおにぎりを食べてしまったことを後悔しながら布団に入った。

 

コバくんは心配そうな顔で「うん。ゆっくりな。」と言い、私の頭を優しく撫でた。

 

 

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…

 

横になっても目をつぶっても布団を抱えてもどうやっても気持ちが悪い。

 

うー

早く明日になれー

 

私はコバくんに気付かれないように小さな声で「うー」とうめいた。

逃れられない気持ち悪さに涙が出てくる。

 

「うー…もうやだよぉ~…なんで…なんでこんなこと…うー…」

 

泣きながら「なんでこんなことになるんだよぉ…」と何度もつぶやく。

 

早くこの気持ち悪さから逃れたいよぉ…

 

ゴロゴロと体勢を変えながらしばらく格闘し、私はやっと眠ることができた。

 

 

次の日。

 

私はコバくんに「今日はもう平気だから仕事に行く」と嘘をつき、コバくんは心配しながら出社した。

 

11時。

私は時間ぴったりに病院のドアを開けた。

 

 

「じゃこれに着替えてくださいね。」

 

おばさん看護師さんは私に水色の手術着を渡し、「下着は全部とってね」と言った。

 

私はベッド2台が置かれた病室で着替え、荷物を小さくまとめた。

 

「着替えましたか?」

 

ドアをコンコンと叩きながらおばさんが私に尋ねる。

 

「あ、はい。」

 

私は淡々とした気持ちでドアを開け、おばさんに返事をした。

 

「じゃあ剃毛しちゃうから。」

 

おばさんは私をベッドに寝かせ手術着の前をパッと開き、ゾリゾリと私の下の毛を剃り始めた。

 

あー…剃るのかぁ…

 

私はそんなことをされるなんて思ってもみなくて驚いた。

そして10日後のお仕事再開の時にどれくらい生えているのだろう?

じょりじょりしてマットの時困るかなぁ…と考えていた。

 

「じゃこちらへどうぞー。」

 

おばさんはレストランで席に案内するかのような言い方で、私を手術室へ誘導した。

 

真ん中にドンと置いてある、股を広げて寝っ転がる手術台。

周りにはいろんな器具がたくさん置いてある。

 

「じゃここに寝てねー。」

 

看護師さんは全部で3人。

全ておばさんだ。

 

「あ、はい。」

 

手術台に股を広げて寝っ転がると、おばさん2人が「こっちに手をおいてねー」と左右それぞれの腕を置くようになっている台の上に私の両手を紐でしばりつけた。

 

「え?なんで?」

 

私は急に紐で縛り付けられ戸惑った。

 

「だいじょうぶよー。動くと危ないから固定しているだけやからねー。」

 

おばさん2人はニコリともせず、淡々と私に言った。

 

「じゃ点滴するねー。」

 

「こっちは血圧図るねー。」

 

片方の手は点滴。

片方の手は血圧。

そしてもう一人のおばさんが私の両膝のあたりを紐で縛る。

 

私は両手両足を紐で縛られ、手術台に張りつけ状態になっていた。

 

「来たね。じゃちょっと子宮口みるねー。」

 

やっとおばあさん先生登場。

おばあさんは登場したと思ったらすぐに私の股のところに顔を突っ込んで子宮口の開きを確認し始めた。

 

「あらー…ちょっとあれやなぁ…そうかぁー」

 

おばあさんが何やらブツブツ言っている。

 

「昨日ぴょんぴょん跳んだ?よおけ跳んだ?」

 

おばあさんが股の間からひょいと顔を出して私に聞く。

 

「あ…はい。けっこう跳んだと思いますけど…」

 

「あーそう。ちょっと強く跳びすぎたかなぁ…」

 

ん?

強く跳びすぎた?

…嫌な予感…

 

「ちょっと薬が出て来てしまったみたいでぇ。子宮口全然開いてないから、まず開かせるわー。」

 

…やっぱり…

昨日下着についたアレは薬だったんだ…

 

「ちょっと痛いかもしれんけど大丈夫やから。がんばってー。」

 

ちょっと痛いかもしれんけど大丈夫って?

大丈夫ってなんやねん。

 

「え…と…はい…」

 

私は手術台に張りつけられたまま、小さな声で返事をした。

 

「じゃいくよー。」

 

おばあさんは私の膣内に冷たい器具をスルッと差し入れ、ギリギリと少し音を立てて器具を動かしてからスッと抜いた。

 

「こんな感じやねんけど。大丈夫やろー?」

 

ちょっと膣を広げられたような鈍い痛みがあったけど、大したことはない。

 

「はい。大丈夫です。」

 

「そうやろー?これを10回くらい繰り返すからー。極力麻酔使いたくないねん。できるだけ頑張ってやー。」

 

え…?

じゅ…10回?

麻酔使いたくないから頑張れ?

 

…ますます嫌な予感。

 

「じゃどんどんいくでー。」

 

おばあさんはまた冷たい器具を私の膣内に入れてギリギリと動かす。

 

さっきより痛い。

一体なにをされているのか、どんな器具を入れられているのかさっぱりわからない。

 

私はこの後何をされるのだろうか。

 

 

そしてこの後私を地獄が待っていた。

 

 

 

つづく。

 

 

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