私のコト~私のソープ嬢時代の赤裸々自叙伝~

私の自叙伝です。雄琴ソープ嬢だった過去をできるだけ赤裸々に書いてます。

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お風呂を入れ終え、私は松ちゃんの服を脱がそうとした。 「ちょ、ええわ!自分で脱げるわ!」 松ちゃんは私に服を脱がされるのを拒否した。 「えー?!脱がさなくていいんですかぁ?やったぁー!」 「子供やないんやから自分で脱げるわ!アホか!」 松ちゃん…

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12月の半ばのある日。 私は悶々としたまま仕事をこなしていた。 ソープ嬢ってなんだろう? この仕事ってなんだろう? お客さんは何を求めているんだろう? プロってどういうことだろう? そんなことばかり考えていた。 「有里さん。有里さん。」 控室のス…

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理奈さんとの歴然とした差を見せつけられた私は、それからしばらく悶々とした毎日をおくった。 コバくんに話してみたけどうまく伝わらない。 コバくんも一生懸命聞いてくれるけど結局「ゆきえはゆきえのままでええやんか。焦らんでもええって。」という返事…

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控室から理奈さんと2人で出る。 「いってきまーす!」 「いってらっしゃーい。」 あきらさんと杏理さんが私たちに挨拶をする。 「じゃ有里ちゃん、私先に行くわ。」 店の正面入り口に続くカーテンの後ろに隠れながら理奈さんが私にそう言った。 「うん。わか…

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「有里ちゃん。今日な、私のお客さんのお連れさんが有里ちゃんを指名してくるから。よろしく頼むわぁ。」 12月のある日、理奈さんが出勤したばかりの控室で私にそう言った。 「え?そうなんや。うん。こちらこそよろしくお願いします。」 私はぺこっと頭を下…

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12月の頭。 ミーティングに出席するために私の休日である火曜日に店にきていた。 毎月だいたい火曜日にミーティングが行われているのでもう休日に店に来るのは慣れっこだ。 「おはようございまーす。」 「おう。有里。おはよう。」 「アリンコー。おはよー…

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「え…?!え…?!」 身体を起こして開いたドアの方を見る。 ドンッドンッ! 知らない男の人が大きな足音を立てて控室に上がってきた。 「え?!…え…?!」 誰?! 身体が硬直して動かない。 控室には私1人だし、まだお店の開店時間には早すぎて誰も来ていな…

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「実は…」 加奈さんが躊躇しながらも照れた表情で話し始める。 「うん?!どうした?」 私は加奈さんが何を言い出すのか少し緊張していた。 『スカウトの彼がまた優しくしてきてほだされた』とかの話しだったら勘弁してほしいと思っていた。 「あの…お客さん…

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フロント横のカーテンを開け、富永さんに「あんな…」と切り出す。 デリケートな内容だ。 ちゃんと言葉を選んで、なんとか富永さんに協力してもらわなければ。 加奈さんが逃げ出そうとしていることは伏せて、でも本数はごまかして彼に伝えてもらえるようにし…

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「加奈さんは子供がおるんですよね?男の子?女の子?」 控室で加奈さんと2人になった時、何気ない会話の流れで聞いてみた。 いつも笑っている彼女に暗いものを感じていたし、どんな経緯でここに来たのか気になっていたから。 「あ、そうなんですよぉ。男の…

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コンビニに寄ってもらい、おつまみとお酒を買った。 「あー!これ美味しそうやない?」 「ほんまやー。これも食べたいです!」 「奈々ちゃんさっきまで枝豆食べてたやんか!まだ食べるん?!」 「だってー、怖がってたらお腹空いちゃったんですよぉ。えへへ…

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理奈さんと奈々ちゃんが後ろの席で「怖いなぁー!」「なんかドキドキしますねぇ!」と言い合っている。 私は助手席に座りフロントガラスを凝視していた。 「ほんまにそんなことがあるんかのぉ。」 車を運転しながら富永さんがいぶかしげに呟く。 「きっと富…

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奈々ちゃんがシャトークイーンに戻ってきて、またお店は5人態勢になっていた。 前は週末だけの勤務だった奈々ちゃんは「借金返さなきゃならないんで…」という理由で週5勤務になった。 元々岐阜県から週末だけ雄琴にやってきて、こっちに来た時はお店の控室…

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「…お兄ちゃんだ。」 TELの向こうから聞こえてくる声は久々に聞く私の兄の声だった。 爆発しそうなほどバクバクと鳴っている鼓動。 手が震え、足がガクガクする。 「…なんで?なんで電話番号…」 震える声でなんとか言葉を発する。 それを遮るように兄が低い…

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毎日が緊張と葛藤と反省で過ぎていく。 時に身悶えるほどの悔しさと悲しみを感じながら私の毎日が過ぎていっている。 理奈さんと富永さんは相変わらず優しく一緒にいると楽しい。 そしてこの2人の存在があるから私はやっていけてるんだと思う。 家に帰れば…

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お客さんを帰し、「はぁー疲れたぁー」と独り言を言いながら控室の前に行くと何やら不穏な空気が流れていた。 私はなんかおかしいな…と思いながら控室のドアを開けた。 「上がりましたー」 そう言いながら控室に入ると乙葉さんが座椅子に座ったままカラダを…

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あれからあきらさんは割とおとなしく仕事をしてた。 いや、おとなしいどころか理奈さんと私にかなり気を使うようになっていた。 「有里ちゃん。これ買うてきたんやけど食べる?」 「有里ちゃん、昨日このマンガ売ってたで。読んでな。」 「有里ちゃん、こな…

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お客さんを無事に帰しフロントへ向かう。 …ふぅ… あきらさんと杏理さん、なんか富永さんに言ってきたかなぁ… なんとなく憂鬱な気分でフロント横のカーテンを開ける。 「おう。有里。おつかれさん。」 富永さんがいつもと変わらない様子で声をかけてくれた。 …

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久々に来たふく田での時間は私をホッとさせた。 話しの内容はなかなか重いものだったけど、理奈さんのずっと変わらない自然な感じと富永さんの酔っぱらってきた時のいつも通りの口癖で私は自然に笑顔になっていた。 「なぁ有里!だからわしはな頑張らなあか…

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私と理奈さんはその日の仕事を終え、ふく田に向かった。 「久しぶりやなぁ!有里ちゃんと飲むの。」 タクシーの中で理奈さんがニコニコしながらそう言った。 実際コバくんと一緒に暮らし始めてから飲みに行く回数が激減していた。 いつも早く帰ってあげなき…

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10月の後半、シャトークイーンに新しい女性2人が入ってきた。 「よかったなぁ。これで少し賑やかになるなぁ!」 理奈さんは無邪気に喜んでいた。 私は嬉しい気持ちと不安な気持ちがない交ぜになっていた。 というのも、今回入ってきた2人は雄琴内でとても有…

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「おおう…おおう…」 おじさんは私の下で恍惚の表情を浮かべながら呻いている。 片手でマットの枕部分を掴みマットからなんとか落ちないようにしながら、もう片方の手で私の腰を抱いてぐいぐいと腰を動かしてくる。 「あぁっ…あ!あーん!」 おじさんのおちん…

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シャトークイーンの女の子が3人に戻ってしまってから数日たった。 店は平和でのんびりとしていた。 控室が平和だと、たとえ忙しくてもなんだか「のんびり」と感じてしまう。 クルクルとお客さんに入っている日でも、ちょっとの時間控室にいるとホッとできる…

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さつきさんが店に来なくなって数日したある日。 富永さんが控室にやってきた。 その時居たのは私、理奈さん、杏理さん。 今日は奈々ちゃんが出勤する日なのに姿が見えない。 「ちょっとええか?」 富永さんが控室のドアから顔を覗かせる。 「なに?どないし…

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旅行から帰ってきてからのコバくんと私はますます同棲生活が板についてきたような感じになった。 コバくんの「大好きだよ攻撃」は毎日続き、時折真剣に『愛してる』という言葉すら出てきている。 コバくんはたまに私からキスをしたりするとすぐにフニャフニ…

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いつの間にか始まってしまった同棲生活はなんとなく慌ただしかった。 私が仕事から帰ってくるのはだいたい夜中12時40分から1時ごろ。 帰ってきてビールを飲み、お布団にはいるのはだいたい2時過ぎ。 そして朝はコバくんがまだ寝ている時間に起きてお弁…

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忙しい土日が終った。 毎日緊張しながらも理奈さんや杏理さんや富永さんの存在に助けられている。 「アリンコー」と私を呼ぶ上田さんから毎日からかわれているのもなんとなく息抜きになっている。 店長の高橋さんは最近お店に来ていない。 体調不良だと聞い…

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中島さんの次の指名のお客さんはもう何度も来てくれている優しいおじさんだった。 そのおじさんはいつも差し入れを持って恥ずかしそうに挨拶をする。 その姿を見た時、ちょっと泣きそうになった。 「有里ちゃんに会うの、いつも楽しみにしてるんや。ほんまは…

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中島さんが寝初めて20分が過ぎようとしている。 その間私は1人手持ち無沙汰な時間を過ごした。 隣でお客さんが大金をはたいて寝ている。 そろそろ起こそうかな… 大きな口を開けてグオグオと寝ている中島さんをチラッと見て「よし」と立ち上がる。 「あと…

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中島さんとのキスは… …まぁまぁ気持ち悪かった。 フガフガと言いながら私の口の周りを舐めまわす。 お陰で私の口の周りはよだれでぐちゃぐちゃになった。 座ったままのぐちゃぐちゃのキスをしばらくの間していると、中島さんは「ふぅ~…」と言いながらベッド…