私のコト~私のソープ嬢時代の赤裸々自叙伝~

私の自叙伝です。雄琴ソープ嬢だった過去をできるだけ赤裸々に書いてます。

 

「じゃあ有里ちゃん。自分の人差し指をここにだしてー。」

 

詩織さんは私の股の間を指差した。

 

「あ…はい!」

 

私は自分の股の間に右手の人差し指を立てて手をセットした。

 

「これがおちんちんだとしてー、こうやってね…」

 

詩織さんは洗面器いっぱいになっている泡を手ですくい、右手で優しく私の人差し指を包んだ。

ゆっくりを滑らかに上下に動く詩織さんの右手。

このとき左手は私の太ももに軽く置いてあった。

 

「手のひら全体で包むように優しく洗うんやで。この時点でもう気持ちよくなってるからな。で、こっちの手で…」

 

左手の登場。

 

「ここが玉だとするやん。そこをこっちの手でこうやって…」

 

私の右手の折りたたんだ4本指と手の甲の部分を左手で優しく撫でる。

 

「男の人はここもすごく気持ちの良いところやから、こうやって手を奥まで入れて洗うんやで。」

 

さっきまで私の手の甲を撫でていた手が急に股の間に入り込んだ。

 

スケベ椅子は真ん中がえぐられてるような作りになっている。

その理由がここで体験として理解できた。

 

「ここ。“蟻のとわたり”っていう場所やでー。ここも優しく撫でてからここ。」

 

玉から肛門までの部分の説明をしてくれた。

 

私は詩織さんの言葉を一言一句聞き逃さないように必死だった。

そして詩織さんの手の動きや身体全体の動きを脳裏に焼き付けようと一生懸命だった。

 

私の股間部分には触れずにエアーで教えてくれていた詩織さんが、急に私のお尻の穴を洗い始めた。

 

「で、ここまで腕を伸ばしてここを洗うんやで。」

 

ぐいと奥まで入れた左手。

右手はずっと私の右手人差し指を包みながら上下に動かし続けている。

 

「ふわわわわ…」

 

思わず変な声が出た。

 

「んふふふ。気持ちいい?」

 

詩織さんは少しいたずらっぽい顔で私を見た。

 

「ははははい!すいません!」

 

何故か謝る私。

 

「こうやって洗われたら気持ちええやろ?こうやるねんで。覚えといてや。」

「はははははい!」

 

ちょうど良い温度のシャワーを身体に丁寧にかけてもらい、背中を流すときも膝立ちで抱き着きながら流してくれた。

 

(す…すごい…)

 

『身体を洗う』

 

その行為だけでこんなに感動できるんだ。

こんなに「優しくされてる感」をだすことができるんだ。

そのことに私は緊張しながらも感動していた。

 

「じゃ、次はお風呂に入るで。『お風呂どうぞ♡』って言って入ってもらってや。」

 

お客さんに先にお風呂に入ってもらう。

それから自分の身体についた泡を綺麗におとす。

 

私はお風呂に身体を沈めた。

 

ザブーーン…

 

勢いよく溢れるお湯が気持ちよい。

 

お風呂に入りながら自分の身体の泡を落としている詩織さんに目をやる。

 

片膝をつき、かかとの上にお尻を乗せてもう片方の膝は上品に股を閉めて立ててある。

背中を向けた詩織さんがシャワーを肩からから浴びている姿は美しかった。

 

「そしたら一緒に入るんやで。『失礼します♡』って言ってな。」

 

詩織さんは私の目の前、足の間にするりと入ってきた。

 

「で、『潜望鏡』ね。」

 

潜望鏡!!

聞いたことある!!

でも…どうやるんだろう?

 

潜望鏡とはお風呂の中でフェラチオをする行為。

 

ここからどうもっていくのか全然わからなかった。

 

「まず自分の膝をたてるやん。こうやってね。」

 

詩織さんは自分の膝を立てた。

その後すぐに私の腿裏に手を滑り込ませクイとお尻を持ち上げた。

 

「え?え?え?」

 

戸惑う私に詩織さんはクスクスと笑いながら説明をした。

 

「お尻を私の膝の上に乗せて。で、有里ちゃんの足はここのお風呂のふちに置いて。

頭はらくーにそっちの淵に乗せて。」

 

ああーー!!

おおーーー!!

そっかぁ!!

 

私はなんだか長年抱えていた難問が説けたような気分になっていた。

 

お尻を詩織さんの膝に乗せて、頭はお風呂の淵にだらりと乗せる。

両足をクイとお風呂の淵にかけたら…あら不思議。

おちんちんがお湯からでる体制になってるじゃないですか!!

 

「わかったやろ?で、ここでフェラチオな。」

「はい!!すごい!そっかぁー!そうだったんですねーー!!」

 

私は潜望鏡の体制のまま感動を伝えていた。

顔をぐいと詩織さんの方に起こして。

 

「そんなに感動してくれて嬉しいわぁ。あははは。」

「あぁ…あはは…すいません…。」

 

は、恥ずかしい…

 

「じゃあ次ー。マットねー。」

 

おおーー!!

いよいよだ!

どんな技が繰り広げられるんだろう?!

 

「女の子がお風呂から先に出てマットのとローションの準備をするねんでー。」

 

詩織さんは「マットの準備しますねー♡」と言いながらお風呂からでて、お風呂マットとスケベ椅子を部屋の一番隅に片づけた。

 

壁に立てかけてある、空気がパンパンに入っているシルバーのマットをバタンと洗い場の真ん中置いた。

 

ローションが入っているのはプラスチックの麦茶ポットのようなもの。

その麦茶ポットに入ったドロドロのローションを洗面器にドロリと入れる。

 

「ローションは冷たいからね。なるべく熱いお湯で溶くんやで。」

 

詩織さんはシャワーの温度を上げ、そのお湯を洗面器に少しづつ入れていく。

 

「こうやって溶くときれいに混ざるからなー。」

 

洗面器に両手を入れる。

右手と左手がローションを切るように、素早い動きでグルグルと手を回転させる。

 

チャパチャパチャパチャパチャパチャパチャパチャパ…

 

ローションがお湯と混ざり合う音が浴室に響く。

 

「マットも冷たいから、なるべくこれも熱いお湯をかけてあっためてあげるとええよ。」

 

マットの脇に立ち、マット全体にお湯をゆっくりかける詩織さん。

 

「忍ちゃん、大丈夫?ついてきてる?」

 

部屋の隅にジッとしていた忍さんに声をかける。

 

「は…はい…大丈夫です…。」

 

絶対大丈夫じゃないだろー!の声で忍さんが答えた。

 

「びっくりしてしまった?でもな、これからが本番やで。」

 

詩織さんはしっかりとした声でそう言った。

 

ローションマットの上部は枕のようになっている。

そこに緑の浴用タオルを敷く。

 

「先に少しだけマットにローションをかけておくんやで。」

 

そう言いながら洗面器の中のローションをドロリ一垂らしした。

後。

 

おもむろに詩織さんはマットに滑り込んだ。

 

うつぶせの状態でマットの上を大きく滑り動く詩織さん。

手をうまくマットの淵にひっかけて、足は足元にある小さな枕状のふくらみを器用に蹴りながらスルスルーと面白いように滑っている。

 

「こうやってマット全体にローションを行きわたらせるんやで。」

 

すすすすごい!!!

面白そう!!

 

私は興奮していた。

「わーー!!すごいすごい!!」と今にも叫び出しそうだった。

でもそこは研修中。

グッとこらえた。

でも、口元では小さな声で「わー…すごいすごい…」と呟いていた。

 

「じゃ、有里ちゃんここにうつぶせになってー。」

 

いよいよマット体験。

 

「はい!」

 

「滑るから気を付けてや。」

 

「はい!」

 

マットに触れる。

 

あたたかい。

 

手の置き所に困る。

 

マットの一部分によいしょと手をつく。

 

ツルン!

 

私は見事に手をツルリと持ってかれ、ベチャッと上半身と顔がマットについてしまった。

 

「ほら!気を付けてって言うたやろー。こっちに手をかけるとええで。で、身体を滑らせる。」

 

詩織さんの言う通りにするといとも簡単にうつぶせになれた。

 

(これ…ぜったいコツがあるんだなぁ。早くそのコツを掴まなきゃ。)

 

思った以上に滑ることにびっくりした私は、そのマットの上を自由に動き回る詩織さんがすごくカッコ良く見えた。

 

「じゃ、始めるでー」

 

私のマット体験。

 

始まる。

 

⑬ - 私のコト