私のコト~私のソープ嬢時代の赤裸々自叙伝~

私の自叙伝です。雄琴ソープ嬢だった過去をできるだけ赤裸々に書いてます。

逃げ出したくても恐怖でなかなか逃げ出せない小娘の私。

でもいよいよ限界がやってきます。

 

毎日仕事に追われ、仕事が終わればK氏に連れられての接待や

K氏の自宅での集まり?パーティーにかりだされ、

明け方までなにかしらやっている状態。

平均睡眠時間2~3時間。

それがほぼほぼ毎日。

K氏は私を育てたく、修行させていたんだと思いますが…

私には辛すぎました。

摂食障害の症状もエスカレート。

 

もう自宅にも帰らない、家出状態でした。

両親は私がいったい何をやっているのかわからず、

私も説明しあぐねて、結局家をでてしまったのです。

居場所を教えずにです。

家に帰るのも嫌、ここでこの状態ももう体力的にも精神的にも限界。

 

『逃げ出そう!』

 

そう決心しました。

 

そのころ会社の事務所としていたアパートに寝泊まりしていたのですが

そこはK氏の自宅から歩いて3分くらいの場所。

いつ?どのタイミングで逃げ出すか?

そしてどこに逃げるか?

じっくり考えました。

当時はお金も管理されていたので(必要な交通費とおこずかい程度しか持たせてもらえませんでした)所持金3万円。

 

私が行先に決めたのはなぜか関西方面でした。

新宿からの深夜バスで京都に出ることを決め、

仕事で新宿へ行くときにチケットを購入。

そしてその日の夕方、一度K氏の自宅に顔を出し

 

『ちょっと事務所で仕事してきます。また後でこちらに来ます。』

 

と言い残し、事務所兼お部屋へ。

もう誰もいない事務所。

 

前日まとめて隠しておいた必要最低限の手荷物を引っ張り出し、

ドキドキしながら、そして焦りながら最寄りの駅まで歩きます。

ここで会社の人に見つかってしまったらアウトです。

アパートから駅までの約10分。

こんな恐怖はありませんでした。

 

無事に駅に着き、新宿到着。

深夜まで時間をつぶし、高速バスに乗り込み京都へ。

 

この後のコトはなにも決まっていません。

京都に行ってどうするのか?

どこに泊まるのか?

仕事は?

お金は?

なにもありません。

 

高速バスの代金を差し引いて、今の所持金は2万3千円。

 

でもこの時の私は何の恐怖もありませんでした。

あの場所から逃げられた。

でも見つかったら殺されるかもしれない。(←本気でそう思ってました)

じゃあ見つかるまでなんでもやってやろうじゃないか!

お金を返せと言われてるし、返せるだけのお金をためて、

そしてなるべくどうどうとK氏と対峙できるように生きてやろうじゃねーか!

そんなコトを思っていました。

 

それと同時に

これからどんな展開になるのか?どん底に突き落とされるのか?

悲惨な目にあうのか?どんな試練が待っているのか?

 そんな目にあったら私はどんな感情が湧き、どんな行動をおこすのか!!

 

そこはかとないワクワク感があったのです。

 

そしてゲーム感覚。

 

“私”を使ったゲーム。

生かされるのかダメなのか。

“私”は“生かされる者”なのであろうか?

試してやろうじゃないか。

 

そんな想いでこれから関西での行動がはじまります。

 

さて、いよいよ話のメインに入っていきます。

ここからは物語形式でお話しを進めて行きたいと思います。

小娘ゆきえがどんな物語を生きるのか。

では!どーぞーー!!

 

 

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