私のコト~私のソープ嬢時代の赤裸々自叙伝~

私の自叙伝です。雄琴ソープ嬢だった過去をできるだけ赤裸々に書いてます。

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「じゃいくで。」

 

クマさんはうつ伏せになった私の背中に温かいローションをドロリと垂らした。

そのローションを少しだけ優しく手で塗り広げたと思ったら、スッと上からかぶさり、スルスルと私の上半身から下半身までの全身の上を滑った。

 

「こうやると全身に勝手にローションが塗れるし気持ちいいやろ?」

 

クマさんは程よい圧で私のカラダの上を滑る。

 

 

スルスルー

スルスルー

スルスルー

 

滑るリズムもなんだか心地良い。

 

クマさんは詩織さんに習ったのと同じようにスッとカラダを私の右側面に移動し、心地よいリズムを崩さないように動く。

そしてしばらくするとまたスッと左側面に移動し同じリズムで動く。

 

その移動の仕方がほんとに自然で無駄がない。

密着感もちょうどいい。

 

あぁ…

心地よいマッサージを受けてるみたいだ…

このまま眠ってしまいたい…

 

私はクマさんのスルスルと動く音を聞きながらそんなことを思っていた。

 

「有里。次いくで。」

 

「あ!はい!」

 

クマさんはゆっくりと動きを小さくして、スッと私の股の間に入った。

そして私の左のお尻にちゅうと吸い付いた。

 

「あぁ…」

 

また思わず声が出る。

 

クマさんは私の左のお尻に吸い付きながらゆっくりと大きな円を描く。

椅子洗いの時と同様、思わず声が出てしまうような快感が走る。

左のお尻からスーッと右のお尻に移動する。

右のお尻も同じように丁寧に大きくゆっくり円を描くように吸い付き続ける。

 

「あぁ…あ…はぁ…」

 

小さな喘ぎ声が止まらない。

その時クマさんが私のお尻をクッと優しく広げ、お尻の穴に舌を這わせた。

 

「はぁ!あぁー…」

 

カラダがビクンとして大きな声が出てしまう。

クマさんは私のビクンとしたカラダに反応することなくお尻の穴に舌を這わせ続けた。

そして右手で私の陰部を優しく触った。

クリトリスにさわさわと指が当たる。

お尻の穴とクリトリスを同時に刺激される快感。

 

「あぁ!あー…あぁ…」

 

クマさんはスッと手を離し、口を左のお尻に戻した。

そして左の背中に吸い付きながら、うねうねと波を打ちながら上に上がっていく。

吸い付く圧を変えずにゆっくりと上に上がり、左肩口に来たとき、クマさんがパクッと私の左肩を甘く噛んだ。

 

「うあぁ!あぁ…」

 

吸い付かれる快感を存分に味わっている私にパッと甘く噛む。

私は違う感覚が急にやってくるとこんなにも感じるものなんだと学んだ。

 

甘く噛んだ左肩口を今度は舌を使って舐める。そしてチュッと小さな音を出してキスを何度もする。

その行為は方から首筋に移動した。

私は首筋と肩口がとても弱い。

カラダがビクビクと反応する。

きっとクマさんはそれを見抜いてやっていると思った。

 

クマさんはそのままカラダを密着させながら右半身への愛撫に移った。

右の首から肩にかけて吸い付く。

右の肩口にパクッと甘く噛みつく。

 

「んんっ…はぁ…ああ…」

 

私のカラダは休むことなく感じ続ける。

 

クマさんは私の右半身に吸い付きながらうねうねとゆっくり下に降りていき、右のお尻に辿り着いた。

そしてクマさんはカラダをスルッと私に被せ、八の字を描きながらスルスルと私の背中全体の上を滑る。

 

はぁ…

 

ずっとビクビクと反応していたカラダの力が抜け、ホッと一息つく時間だ。

 

クマさんはいつの間にかカラダの向きを変えていた。

クマさんの頭が私の足側にきている。

私の横向きにしている顔のあたりにクマさんの足が見えた。

私が頭を乗せている枕部分をうまく蹴り、スルーっとカラダを滑らせる。

 

今度は私の両足を軽く抱きしめる様にしながら、足全体にクマさんの上半身を密着させスルスルと滑っている。

 

 

はー…そうやって少し足をまとめるように抱きしめるといいんだなぁ…

 

クマさんは細部に渡って気を使っているような感じだった。

詩織さんの時には感じなかったような発見がところどころにあった。

 

その時。

 

クマさんは私の左足の下に自分の左足をクイと入れ込んだ。

 

え?!

 

気付くとクマさんは私の股の間に横になって寝っ転がっていて、私の左脚を自分の両足で挟むような格好になっていた。

 

え?!

なにこれ?!

 

顔を少しあげてクマさんの体制と動きを見る。

クマさんは左手を器用に使い、マットの溝にひっかけている。

右手は私の足を軽く抱え込んでいる。

自分の股間を私の左脚に密着させ、できるだけ大きく上下に動かしている。

私の左脚はクマさんの足の分だけ軽く浮いていた。

私の股間とクマさんの股間がちょっとくっついては離れる。

その感触は不思議な感じだった。

 

クマさんはスルスルとしばらく滑り、その動きをピタッと止めた。

そしてパクッと私の足の指をくわえ、ぺろぺろと足の指を舐めた。

 

「あぁ!あぁ…」

 

 

なんかすごい…

クマさんすごい…

 

私がこれを出来るようになったらほんとにすごい。

 

まだ始まったばかりのマット講習に私は感動しっぱなしだった。

 

マット講習はまだまだつづく。

 

 

 

つづく。

 

 

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75 - 私のコト

 

 

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