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クマさんは程よい温度、程よいとろみのローションを私のお腹から胸にかけて優しく塗りつけた。
乳首をスルンと刺激しながら。
「…う…ん…」
それだけでもちょっと感じてしまう。
そんな私にお構いなしにクマさんはまた片手を洗面器に入れて、ローションを太ももや腕、そして立膝になって抱き着きながら背中に塗る。
「この時にこうやって…カラダを密着させてくねらせるんや。」
立膝になったクマさんが私の上半身に自分の上半身をできるだけ密着させながら、クネクネと上下に動く。
両手は腕や背中、脇腹をさわさわと撫でている。
その手がスルンと私の股の間に入る。
「こうやってたまに股間も触るんやで。」
カラダをくねらせながら私の陰部をスルンと撫でる。
指が微妙にクリトリスに当たる。
「…うぅ…あぁ…」
クマさんはその手を何事もなかったかのようにスッと抜き、またペタンと正座になった。
「次はこうや。ここから…」
私の右下腹部に顔を近づけちゅうっと吸い付いた。
クマさんは軽く私のカラダに軽く吸い付き、右下腹部からゆっくりうねりながら上に上がって来る。
「あぁ…あー…」
もう気持ちよくてたまらない。
どうしても声がでてしまう。
クマさんの口が私の右胸に近づく。
吸い付きをやめずにおっぱいの周りをくるくると園を描きながら乳首に近づく。
(うわー…ダメ…そこダメ…)
心の中で思う。
クマさんはまったくそんなことは気にせず、躊躇なく私の乳首をくわえた。
「あぁ!あぁ、はぁはぁ…」
思わずのけぞる。
クマさんの乳首への愛撫が気持ちよすぎて。
クマさんは淡々と次に進む。
右胸から右肩口にかけてウネウネと口を運び、私に抱き着いた。
一旦口を外し、口の中のローションを私に見えないように器用に吐き出した。
そしてまた首筋に吸い付く。
両手は背中にまわし、カラダの密着感をなくさないようにくねくねとカラダを常に動かしている。
顎のラインを口でスーッと右から左へなぞり、今度は左の首筋に吸い付いた。
「あぁ…あ…はぁ…あぁー…」
私は声が出てしまうのが恥ずかしかった。
でもどうしても喘ぎ声を抑えることができなかった。
クマさんはすごく自然に左半身への愛撫へとうつった。
左肩口からうねうねと今度は吸い付きながら下に下がっていく。
左の胸の周りをまたくるくると周り、乳首に吸い付く。
「うあ!…あぁ…」
またカラダがのけぞる。
私のカラダはもうすでにビクビクしっぱなしだった。
クマさんは左下腹部まで吸い付きながらいくと口をパッと離した。
「気持ちええか?」
口の周りをローションでベタベタにしながら私に聞いた。
「…はぁはぁ…はい…気持ちよすぎて…」
私はぐったりしながらクマさんに正直に答えた。
「うんうん。そうかそうか。それでいいんや。」
クマさんはニコニコしながら頷いた。
「続きいくで。」
そういうとクマさんは私の右太ももの上に自分の上半身をかぶせ、胸が当たるような体勢になった。
「おっぱいをこうやって太ももにくっつけるんやで。」
左手は私の右足のふくらはぎの辺り、右手は私の腰にまわしながら太ももに胸を密着させてくねくねと動く。
「これが女のおっぱいだと気持ちええんやで。」
クマさんは動きを止めずそう言った。
「そうしたらこうや。」
右太ももに密着させていた胸をスルッと右わき腹に移動させ、クマさんは極々自然にスッと立ち上がり、いつの間にか私の右太ももの上にまたがった。
「こうやって抱き着きながら腰をうごかして股をこすりつけるんや。」
右太ももの上に体重を掛けないように座っているクマさんは私に両手を絡めながら腰を前後に動かしている。
クマさんの下の毛が太ももに擦れる。
「そしたらこっちに来て…」
私の太ももの上からするりと降りたクマさんはまたいつの間にか私の背後に回っていた。
「これは結構きついで。こうやって背中にカラダをくっつけて…」
クマさんは自分の上半身を私の背中にできるだけ密着させながら、大きくクネクネと上下に動いていた。
どういう体制でやっているのかチラッとみると、お相撲さんのシコのような体制をとっているのが見えた。
しゃがんでいる状態でカラダをくねらせながら上下に動いている。
これはきつそうだな…
「で、こっちや。」
クマさんはスッと後ろから私の左の太ももの上にまたがった。
「さっき右でやったのと同じやな。」
そう言いながら腰を前後に動かす。
「そうしたらここに戻る。」
クマさんはまたスッと左太ももの上から降り、私の股の間に正座をしていた。
「おー!いつの間にか一周してましたね!すごい!!」
私はあまりにもクマさんの動きが自然で、いつの間にかぐるっと一周していることが魔法のようで、ちょっと感動していた。
「ははは。そうやろ?これを後で有里がやるんやで。覚えたか?」
クマさんがまたニヤリと笑った。
「うーん…多分大丈夫です!」
「そうか。でな、この後またちょっとこうやってくねらせながら密着して…」
クマさんは「椅子洗い」の終わり方を教え始めた。
始めにやった上半身の密着くねくねをやりながら股間を触る。
「…あぁ…うん…」
また感じてしまう。
「こうやっておちんちんを触ったりしてな。イクお客さんもいるかもしれへんし、その辺は聞きながらやってな。」
「…う…は…はい」
クマさんはスッと手を離し、シャワーを優しく私にかけた。
「ローションはちゃんと落とさなくてええから。このあとマットやからな。」
この「椅子洗い」の後にマットか…
なかなかの重労働だ。
椅子洗いをやらなくなる娘が多いのもなんだか頷ける。
でもすごく気持ちよかったし、マットとは違う密着感や興奮がある気がする。
そしてなによりやってる子が少ないならこれが私の売りになるかもしれない。
そんなことを思い、私は密かに「絶対椅子洗いはやっていこう。そしてうまくなってやろう」と決めた。
「ある程度流したらまたお風呂に入ってもらうんやで。」
そう言いながらクマさんは私をお風呂に誘導した。
「じゃあマットやな。昔からある技も教えてやるからなー。」
クマさんは小さなしゃがれ声で淡々と言った。
「え?!昔からある技?それすっごい知りたいです!!」
ソープ嬢の昔からある技!!
すっごく知りたい!!それ知りたい!!
これから始まるマット研修にワクワクしはじめていた。
「そうやろー。昔はもっといろんな技があったんやで。伝説のソープ嬢もおったしなぁ…。まぁ昔は『トルコ嬢』って言うてた時代やけどな。」
クマさんは着々とマットの準備を進めながら話してくれた。
昔は夜12時過ぎても明け方まで営業していたこと。
車がずーーっと順番待ちで並んでいたこと。
ソープ嬢のブロマイド写真があったこと。
今の雄琴にも伝説のソープ嬢が3人いるということ。
私はどの話しを聞いてもワクワクした。
もっと聞きたい。
「さ!やるか。」
クマさんが私にマットの上にうつぶせで寝るように指示をした。
「はい!」
もっと聞きたかったけど今は研修中だ。
クマさんの技を一つも漏らさないように覚えたい。
「おねがいします!」
私は「集中集中!」と心の中で自分に言った。
クマさんのマット講習が始まる。
つづく。
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