③
さて、ドツボにはまりはじめた少女ゆっきぃ。
高校3年の頃には成績過去最高に最低ラインに陥っておりました。
食べ吐きもどんどんどんどんエスカレート。
隠れて自分の部屋でも吐き始めてしまうという
なんともひどい生活をしておりました。
そんな少女ゆっきぃ。
どんな学校生活、家庭生活を送っていたかというと…
まわりから見たら割と謳歌していたようにみえていたと思う。
小学校の時も中学、高校の時も
お友達はたくさんいました。
高校の頃は割と学校でも目立つようなグループにいたし、
中、高と部活は演劇部で、部長をやっていたりもしたんです。
ただの明るいヤツに見えていたんじゃないかと思う。
当時の友達は、誰1人として
私が食べ吐きをしているコトや
心に暗い闇『私は醜いから誰からも愛されない』
という想いを持っているなんて知りませんでした。
もちろん両親も。
全く知るはずもなかったと思う。
そうそう。
私の両親ですが
前にも少し書いたけど
ほんとに優しい家族想いの両親なんです。
『私は醜いから愛されない。良い子にしてなければ愛されないんだ。』
『でも隠れて食べ吐きなんて醜いコトをしているのはいい子ではない。
だからこれがバレたら絶対に愛されなくなるし、見放されるんだ。』
私は勝手にこう思いこんでたんです。(いろいろと理由があるといえばあるのですが。)
さて、高校3年になり、進路を決めなければいけない時期に突入します。
両親は『ゆきえが行きたいところがあるなら言ってごらん。大学だって専門学校だっていいんだよ。』と優しく言います。
家はあまり裕福なお家ではありませんでした。
そしてなおかつ、私は体型のコトと食事のコトと食べ吐きのコトで頭がいっぱいです。
やりたい事も、したい勉強も、ほんとにわからなくなっていってました。
まわりの友達は『やりたいコトなんてわからないからとりあえず大学行っとく~』
と軽く言ってたりもしましたが…
ワタクシ根っからの真面目人間。
『やりたい勉強もないのに大学に行くなんてありえねーー!』
と思っておりましたね。
摂食障害で勉強できなくなってるだけなのに。
先生からも両親からも進路どーするのか迫られます。
私は考えるコトすらできず、現実逃避の為にまた食べ吐きを続けます。
さあ!
またまたドツボです。w